3歳児の心の葛藤に反省したこと、学んだこと

高熱でダウンしていた息子。

初めて40℃近い熱を出して、朦朧とする息子にあたふた。

しかし徐々に回復してくると、遊びたい欲求も増え、お互い5日間ひきこもっていたイライラもつのり、大ゲンカを2回ほど(汗)いやー本当に疲れた。。

序盤は一緒にお昼寝したり、牛乳パック工作で遊んだりと、結構穏やかだったんだけどな。

夜更かしして睡眠不足だった私がいけないんだけど。。ついついしてしまう夜更かしだけど、睡眠不足っていいこと一つもない。

改めて幼稚園あっての我が家の平穏だと感じました。幼稚園様様様です。

(思いのほか遊んでくれた牛乳パック電車)

出かけられなかったので食材がもつか心配だったけど、もらいものが多かった最近なので、冷蔵庫がスッキリしていく様を見るのは気持ちがよく、またストック食材の賞味期限の見直しができて、結果よかった!

さらに旬のフルーツラッシュで冷蔵庫の半分はフルーツが占めていたので、一旦ゼロにできたのもよかったです。

掃除したいなーと思いつつ先延ばしにしていたところも掃除できたりして、息子のおかげで家が少しスッキリ。

またなかなか治らない息子にと、アパートのスタッフさんが、ジョーク(タイのお粥)やバナナ、マンゴーなどをもってきてくれて、とてもありがたかったです。

(牛乳パック自販機。雪印メグミルクHPを参考に作ってみた。)

そんな息子との接し方で、最近反省したことがあります。


6月初旬、母が遊びにきていました。息子は母が大好きで、もう来る前からワクワク。何をするにも大張り切り。

目一杯遊んでもらえて大満足の息子。

なのに帰国当日になってなんだか不機嫌。母を叩いたり、押しのけたり。「いきなりどうしたんだろうね?」と話していました。

その後、空港へ送っていく車の中、黙っていた息子が

「僕も行く!飛行機乗る!」

と言い出した。

私「〇〇は行けないんだよ、また遊びに行くし遊びに来てもらおうね」

息子「行くもん!一緒に行くもん!」

私「お母さんは一緒に行けないよ?お父さんとお母さんはここにいるよ。1人で行くの?」

息子「お母さんも一緒に行こっ!ばぁちゃんと〇〇とお母さんと一緒に飛行機乗ろう、ねー!」

全くひかない。。

母「今日はばぁちゃん1人で帰るけど、また遊びに来るからね!」

息子「やだ!」

とばぁちゃんをパシパシ叩く。

必死に訴える彼を見て、朝から機嫌がわるかったのは、離れる寂しさからだったのかとようやく気付く。

「ばぁちゃん今日帰るからね」と伝える度に、息子の反応はなく。でも本人の中ではちゃんと理解していて、自分も飛行機に乗りたいし、ばぁちゃんと離れるのも寂しいしで、イライラしてたんだなぁ。

無言になった車内で「一緒に行くもん。飛行機乗るもん。。」と小さな声でぶつぶつつぶやく。

結局空港に着く直前に寝てしまい、そのままお別れ。

そして翌朝。

「ばぁちゃんはー!?」と探しにいくかと思いきや、すっと起きて特に何も発せず。

その代わり、「ばぁちゃんはこれね!」と毎日渡していたトミカのポンプ車と、そのとき自分が使っていたタクシーのおもちゃを箱から出し、一緒に遊んでいた場所で1人静かに遊んでいた。

その日つい「ばぁちゃんは..」と口にして、「もういないんだ」としばし何かを考える顔に、切ない空気をヒシヒシと感じ、凹む息子を見て、しばらく「ばぁちゃん」は禁句にすることに。

ばぁちゃんが帰った翌日は金曜日だったので、土日は夫と3人でお出かけ。週末は普通に楽しそうだった。

そして月曜日。幼稚園にお迎えに行くと、「ばぁちゃん!うちで待ってるよ!ドーナツ買って待ってるよ!帰ろうね!」と目を見開いて、必死に伝えてきた。

そうそう、いつもはアパートの遊び場で遊び倒してから帰宅するのに、ばぁちゃんが来てる間は遊んでる友達に後ろ髪ひかれつつ、まっすぐ家に帰っていたのです。

「ばぁちゃんは帰ったんだよ」と言うと、今度は「友達の家へ行く!」と大暴れ。抱っこすると、大泣きして顔をバチバチ叩いてきてこっちも怒る!

しばらく泣きわめいていたけど、「BTS乗りたい」と言うので機嫌がよくなるならばと、家に帰らずお散歩。途中ドーナツを食べたりしながら結局3時間遊んで帰宅。

「ふぅー」と一息ついたのもつかの間、なんだったか忘れてしまったけど、気に入らないことがあり、また暴れながら大泣き。主張の強い息子だけど、こんなに暴れて泣くことは滅多にない。

そこで「ばぁちゃんいなくてさみしいんだよね?」

と聞くと、

「ばぁちゃん、さみしいぃぃぃぃぃぃ」

とわんわん泣き始めました。息子の気持ちを思うと私も胸が締めつけられ、抱きしめながら私も一緒に泣き。少し落ち着いてからばぁちゃんにテレビ電話をして、さみしい気持ちをぶつけてもらいました。

そこからは段々といつもの息子に戻っていきました。

と、こんなことがあったのですが、息子への接し方で「しまったなぁ」と思ったことが2つ。

1つは我慢させてしまったこと。

ばぁちゃんの話題にふれないことが息子のためだと思っていたのが、逆に我慢をさせてしまっていたのだと反省。

普段は思ったことは何でも口や態度に出し、ため込まないタイプなので、もうこんなにもたくさんの気持ちが彼の中にはあるのかと教えてもらいました。

もう1つは、「もうすぐばぁちゃん来るよ!楽しみだねー!」と毎日伝えて気持ちをあおっていたこと。

ばぁちゃんの存在を私が大きくしてしまい、いなくなったときの失望感が息子にとってはとてつもなく大きくなってしまってました。

振り返ればこの手、よく使ってたんです。

「幼稚園行かない!」とごねるとき、

「もうすぐ飛行機乗れるよ!」とか、「今日はアンパンマンのパン買ってくるからね!」とか「楽しみだね!」とつい何度も言ってしまう。

もしかしたら本人はそこまで思っていないかもしれないのに。

単なる「事柄」にどんな気持ちをのせるかは本人自身なのに、私が色をつけた状態で情報を与えてしまっていた。

無意識のうちに息子の本心をコントロールしてしまっていたのかも。

また、そう伝えることは、「楽しみがないと頑張れない」ように思わせてしまっているかもしれないと思いました。

「行きたくない!」とごねているときに「今日アンパンマンのパン買ってくるからね!帰ってきたら一緒に食べようね!」

とワクワク顔で伝えていたのですが、そうするとアンパンマンのパンがあるから頑張る、逆にないと頑張れないように思うようになるのではと。

楽しみを持たせることも時に必要だけど、さらっと事実だけを伝えて、その事実に対してどんな感情をもつかは本人に任せるべきだったと反省。

伝えるタイミングもごねているときに言うべきではないと思いました。

「やりたくないこと」自体を受け入れさせるのではなく、手っ取り早いことへとすり替えてしまっているのはよくないよなぁと反省。

2才のイヤイヤ期が過ぎ、3才の反抗期真っ只中の彼には日々悩まされるけど、私が淡々とやり過ごすことで、彼自身が納得(折れる?)していくのかなと。


息子を通して自分の弱さを知る。

子供に対する悩みごとがあるときは、自分と向き合うとき。自分が成長すべきときだなぁと思う最近です。

あー子育てってむずかしい!


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