※2024年11月 最終更新
私は喉が弱めで風邪になると咳だけ長引くタイプです。日本でも季節の変わり目になると風邪をひき、そのまま気管支炎になったりしていました。
気管支炎になったことがある方はわかると思いますが、喉がむずむずして発作的に出る咳はなかなかおさまらず、最終的に嗚咽したりして結構しんどい。これがまた続くんです。涙
バンコクに住んでいた時に風邪後の咳が治らず困っていると、夫の会社のタイ人上司から「ボラーンな(昔からある)薬がある」と教えてもらいました。それをきっかけに出会った咳止め薬にかれこれ3年お世話になっています。それが
ニンジョム!
正式名は「京都念慈菴 蜜煉川貝枇杷膏」
〇 メーカー名:京都念慈菴
〇 商品名:蜜煉川貝枇杷膏
公式HP:https://www.ninjiom.com/
漢字が並んでおりますが、「念慈菴=NIN JIOM(ニンジョム)」と呼ばれることが多いよう。
なぜ京都?と思ったけど、京都は中国語で「都、首都」の意味で、日本の京都ではなく「北京」の意味でした。
香港の会社が作っていますが、香港・中国・台湾・タイ・シンガポール(華僑の国)にはかなりメジャーな薬で、香港で言えば一家に必ず一つあるほど有名な薬だそう。
実際タイで、シンガポールで、そして今いる台湾でも薬局には大抵置いてあります。商品ラインナップが国ごとに微妙に違ったりして面白い。
今回はシロップを中心に今まで使ったことのあるニンジョム商品を総まとめしました!
(香港・中国・タイ・シンガポール・台湾で購入可)
瓶詰めのシロップ。これが基本のタイプです。
シンガポール・台湾にはノンシュガーのものも(シルバーのパッケージ)。
さらに台湾ではノンシュガーの他にも羅漢果や、↓
(クリックすると拡大します)
高麗人参入りのもの↓
(クリックすると拡大します)
などもあって種類豊富。
次に効能や飲み方など。
タイのニンジョム説明書。タイ語、中国語、英語で記載あり。
効能:痰を取り除き、咳・のどの痛みを和らげる、と書かれています。
(クリックすると拡大します)
こっちはシンガポールのニンジョムの説明書。これを見ると、咳だけでなくタバコやお酒の飲みすぎ、安眠にもよいとのこと。
成分の93%は糖蜜(砂糖を煮詰めたもの)なのでかなりトロっとした茶色い液体。
使用されている薬草は全部で15種類。
(クリックすると拡大します)
薬草の成分表を見ると、この薬の名前にも入っている「川貝母(せんばいも)」と、「甘草(カンゾウ)」という薬草が全体の7割近くを占めています。
「川貝母」は中国で伝統的に使用されているユリ科の球根的なもので、咳・痰・喘息に効果あり。
「甘草」も咳や気管支炎に効果があり、他にも胃の痛みや鎮痛、解毒作用、緊張緩和などなどに効く万能生薬で漢方でも非常によく使われるそう。安眠によいのはこの甘草の作用かな。
参考URL:
〇【生薬貝母(バイモ)の効果効能と副作用】
〇【カンゾウ(甘草)の効果効能と注意点】
1日3回、と書いてありますが、知り合いの香港人は4~5回飲んでも大丈夫と言っていました(本当?笑)。
喉を多く使う人は朝晩飲めば喉をいたわることができ、日本の歌手や芸能人で愛飲してる人も多いとか!
味は小さい頃飲んだ咳止めシロップをかなりスースーさせた感じ?この清涼感はあれだ。喉ぬーるスプレーに似ている。
喉から気管支へと液体がゆっくり落ちていくのが感じられ、吸入薬をやったあとのような気管が拡張されていく感じで、息をするのが楽になります。
発作的に咳き込んだときにこれを飲むと一気に落ち着く。本当にすごい!
(香港・シンガポール・台湾で購入可)
大人1回分のシロップが入ったスティックタイプ。これがとっても便利!
タイで同じマンションだった香港人のママ友曰く、香港でも便利で人気、彼女自身喉の調子がよくないときはカバンにスティックを入れて持ち歩いていたそう。
面白いのがパッケージが結構違って、上のはシンガポールで購入していたもので、台湾はこんな感じ↓
持ち歩ける利点に加え、ビンだとどうしても垂れてまわりがベタついてしまうので、そういう点でも嬉しい。
さらに台湾では児童専用のものも。↓
児童用は成分弱めだったりスースーしないのかな、、?
うちは長男の風邪のひきはじめや痰が絡んでいるときに大人用のものをスプーン1杯飲ませたりするんですが、慣れるまではすぐ水を飲んだりしていたので、飲みやすいならいいな。
(香港・シンガポールで購入可)
これがまた風邪の引き始めにめっちゃくちゃ効くんです!
びっくりするくらい苦くて強烈な味なのですが、これを飲んでしっかり睡眠をとれば、翌日には復活!何度も助けられてます。風邪を引いた後はあまり効果を感じなかったので、とにかく風邪の引き始めに有効かと。1日2回まで。
1歳〜3歳は4分の1包と書いてあったけど、そんな小さい子が飲めるわけないだろってくらい苦いです。
飲み方は口に含んでお湯を飲むか、お湯に溶かして飲むかどちらでも。私はお湯に溶かして飲んでます。
残念なのが、 アジアの華僑の国(タイ、シンガポール、台湾、香港、中国(深圳のみ))で薬局を見ましたが、香港・シンガポールでしか売っていません。
台湾では薬屋さんで葛根湯を調合してもらうとブログで見たけど、、漢方(中成薬)の本場では不人気なのでしょうか。便利だからあると嬉しいのだけど(><)
ニンジョムにはのど飴もあって人気です。シロップほどではないけれど、これも咳が出るときに重宝します。味も美味しい◎
写真のように缶入りのものと袋タイプの2種類あり。味の種類もいくつか↓
うちはいつもオレンジ色の「タンジェリンレモン」を買っています。
スーッとするはちみつレモンな味。
紅いも色のパッケージ「Ume Plum」は本当に梅とプラムの間のような味。年配の方に好まれる味かな?
台湾ではソフトキャンディも売ってます。ソフトキャンディってもうお菓子じゃ、、笑
「川貝琵琶薬」。成分が似ているので商品名が似ていますね。
反対側にはタイ語。
お花とおじさんのアンマッチな感じがたまらない説明書。
飲み方はティースプーンに0.5さじ~1さじを、1日4~5回服用。ニンジョム同様、咳・痰に効果あり。
味はこちらの方が断然飲みやすかったです。甘いトロッとしたシロップはメープルシロップに似ていて、スーッとした後味もニンジョムより弱い。プリンにかけて食べたら美味しそう!
喉も楽になるのですが、ニンジョムの方が効き目時間が長かったことからニンジョムを愛用中。
私は喉が弱めで風邪になると咳だけ長引くタイプです。日本でも季節の変わり目になると風邪をひき、そのまま気管支炎になったりしていました。
気管支炎になったことがある方はわかると思いますが、喉がむずむずして発作的に出る咳はなかなかおさまらず、最終的に嗚咽したりして結構しんどい。これがまた続くんです。涙
バンコクに住んでいた時に風邪後の咳が治らず困っていると、夫の会社のタイ人上司から「ボラーンな(昔からある)薬がある」と教えてもらいました。それをきっかけに出会った咳止め薬にかれこれ3年お世話になっています。それが
ニンジョム!
〇 メーカー名:京都念慈菴
〇 商品名:蜜煉川貝枇杷膏
公式HP:https://www.ninjiom.com/
漢字が並んでおりますが、「念慈菴=NIN JIOM(ニンジョム)」と呼ばれることが多いよう。
なぜ京都?と思ったけど、京都は中国語で「都、首都」の意味で、日本の京都ではなく「北京」の意味でした。
香港の会社が作っていますが、香港・中国・台湾・タイ・シンガポール(華僑の国)にはかなりメジャーな薬で、香港で言えば一家に必ず一つあるほど有名な薬だそう。
実際タイで、シンガポールで、そして今いる台湾でも薬局には大抵置いてあります。商品ラインナップが国ごとに微妙に違ったりして面白い。
今回はシロップを中心に今まで使ったことのあるニンジョム商品を総まとめしました!
咳止めシロップ(瓶タイプ)
瓶詰めのシロップ。これが基本のタイプです。
シンガポール・台湾にはノンシュガーのものも(シルバーのパッケージ)。
さらに台湾ではノンシュガーの他にも羅漢果や、↓
(クリックすると拡大します)
高麗人参入りのもの↓
(クリックすると拡大します)
などもあって種類豊富。
次に効能や飲み方など。
効能・成分
(クリックすると拡大します)タイのニンジョム説明書。タイ語、中国語、英語で記載あり。
効能:痰を取り除き、咳・のどの痛みを和らげる、と書かれています。
(クリックすると拡大します)
こっちはシンガポールのニンジョムの説明書。これを見ると、咳だけでなくタバコやお酒の飲みすぎ、安眠にもよいとのこと。
成分の93%は糖蜜(砂糖を煮詰めたもの)なのでかなりトロっとした茶色い液体。
使用されている薬草は全部で15種類。
(クリックすると拡大します)
薬草の成分表を見ると、この薬の名前にも入っている「川貝母(せんばいも)」と、「甘草(カンゾウ)」という薬草が全体の7割近くを占めています。
「川貝母」は中国で伝統的に使用されているユリ科の球根的なもので、咳・痰・喘息に効果あり。
「甘草」も咳や気管支炎に効果があり、他にも胃の痛みや鎮痛、解毒作用、緊張緩和などなどに効く万能生薬で漢方でも非常によく使われるそう。安眠によいのはこの甘草の作用かな。
参考URL:
〇【生薬貝母(バイモ)の効果効能と副作用】
〇【カンゾウ(甘草)の効果効能と注意点】
飲み方
1回につき、
◉ 大人:ティースプーン2杯。
◉ 子供 7~12才:ティースプーン1杯。
◉ 子供 3~6才:ティースプーン1/2杯。
◉ 子供 7~12才:ティースプーン1杯。
◉ 子供 3~6才:ティースプーン1/2杯。
1日3回、と書いてありますが、知り合いの香港人は4~5回飲んでも大丈夫と言っていました(本当?笑)。
喉を多く使う人は朝晩飲めば喉をいたわることができ、日本の歌手や芸能人で愛飲してる人も多いとか!
飲んだ感想
水飴のようにトロっとしていて、味も水飴のように甘いですが、甘みよりもハッカのスーッと感の方が強いです。味は小さい頃飲んだ咳止めシロップをかなりスースーさせた感じ?この清涼感はあれだ。喉ぬーるスプレーに似ている。
喉から気管支へと液体がゆっくり落ちていくのが感じられ、吸入薬をやったあとのような気管が拡張されていく感じで、息をするのが楽になります。
発作的に咳き込んだときにこれを飲むと一気に落ち着く。本当にすごい!
注意書き
◉ 妊婦さんは服用前にお医者さんに要相談
◉ 3歳未満は服用前にお医者さんに要相談
◉ 乳幼児は服用不可
◉ 高熱があったり、服用して一週間以上改善されない場合は、すぐにお医者さんに相談
◉ 3歳未満は服用前にお医者さんに要相談
◉ 乳幼児は服用不可
◉ 高熱があったり、服用して一週間以上改善されない場合は、すぐにお医者さんに相談
購入場所
◉ バンコク
Bootsやフジスーパー2号店内の薬局、エムクオーティアのグルメマーケット横の薬局など。スワンナプーム空港内のBootsにも売ってます!
75ml、150ml、300mlと3種類の大きさがあり、それぞれ65バーツ、95バーツ、155バーツでした。
Bootsやフジスーパー2号店内の薬局、エムクオーティアのグルメマーケット横の薬局など。スワンナプーム空港内のBootsにも売ってます!
75ml、150ml、300mlと3種類の大きさがあり、それぞれ65バーツ、95バーツ、155バーツでした。
◉ シンガポール
Watsons、Guardianなどのドラッグストアはもちろん、Fair PriceやCold Storageなどのスーパーでも売っていました。
Watsons、Guardianなどのドラッグストアはもちろん、Fair PriceやCold Storageなどのスーパーでも売っていました。
◉ 台湾
台湾も同じくWatsonsやPOYAなどのドラッグストア、大きめのスーパーなどに置いてあります(近所の全聯にはなかった)。
台湾も同じくWatsonsやPOYAなどのドラッグストア、大きめのスーパーなどに置いてあります(近所の全聯にはなかった)。
日本ならAmazonでも取り扱いがありました!
Amazon(アマゾン)
金額 2,351円(2024年11月13日時点)
金額 2,351円(2024年11月13日時点)
咳止めシロップ(スティックタイプ)
大人1回分のシロップが入ったスティックタイプ。これがとっても便利!
タイで同じマンションだった香港人のママ友曰く、香港でも便利で人気、彼女自身喉の調子がよくないときはカバンにスティックを入れて持ち歩いていたそう。
面白いのがパッケージが結構違って、上のはシンガポールで購入していたもので、台湾はこんな感じ↓
さらに台湾では児童専用のものも。↓
うちは長男の風邪のひきはじめや痰が絡んでいるときに大人用のものをスプーン1杯飲ませたりするんですが、慣れるまではすぐ水を飲んだりしていたので、飲みやすいならいいな。
葛根湯もある!
日本でもお馴染みの葛根湯。ニンジョムからも出ています。これがまた風邪の引き始めにめっちゃくちゃ効くんです!
びっくりするくらい苦くて強烈な味なのですが、これを飲んでしっかり睡眠をとれば、翌日には復活!何度も助けられてます。風邪を引いた後はあまり効果を感じなかったので、とにかく風邪の引き始めに有効かと。1日2回まで。
1歳〜3歳は4分の1包と書いてあったけど、そんな小さい子が飲めるわけないだろってくらい苦いです。
飲み方は口に含んでお湯を飲むか、お湯に溶かして飲むかどちらでも。私はお湯に溶かして飲んでます。
残念なのが、 アジアの華僑の国(タイ、シンガポール、台湾、香港、中国(深圳のみ))で薬局を見ましたが、香港・シンガポールでしか売っていません。
台湾では薬屋さんで葛根湯を調合してもらうとブログで見たけど、、漢方(中成薬)の本場では不人気なのでしょうか。便利だからあると嬉しいのだけど(><)
のど飴がお土産に人気
写真のように缶入りのものと袋タイプの2種類あり。味の種類もいくつか↓
うちはいつもオレンジ色の「タンジェリンレモン」を買っています。
Amazonではオリジナル味が人気な様子▽
Amazon(アマゾン)
金額 3,370円(2024年11月13日時点)
金額 3,370円(2024年11月13日時点)
紅いも色のパッケージ「Ume Plum」は本当に梅とプラムの間のような味。年配の方に好まれる味かな?
〜余談(名前の似た咳止め薬)〜
夫がタイ人上司からオススメされたのはこのシロップでした↓飲み方はティースプーンに0.5さじ~1さじを、1日4~5回服用。ニンジョム同様、咳・痰に効果あり。
味はこちらの方が断然飲みやすかったです。甘いトロッとしたシロップはメープルシロップに似ていて、スーッとした後味もニンジョムより弱い。プリンにかけて食べたら美味しそう!
喉も楽になるのですが、ニンジョムの方が効き目時間が長かったことからニンジョムを愛用中。
まとめ
成分が薬草なので、食後に限らずいつ飲んでもいいし、副作用は全くないわけではないかもだけど、眠くなることもなく、安心して飲むことができます。
本帰国した現在も、ずっと買い続けていてすっかり我が家の常備薬となりました(^^)
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