1人目のときは無痛分娩の予定が病院に着いたときにはすでに子宮口全開で自然分娩に。体に装置は何もつけないし、いきみやすいようにと夫に体を持ち上げてもらったり、おまたが裂けたりと、結果超ナチュラル出産でした。
陣痛が5分間隔になったら病院に来てねと言われたのでそこまで頑張って耐えたのに!検診中はひたすら優しかった先生が「No Pain No Delivery(痛みなくして出産なしよ)」と言った言葉はたぶん一生忘れない。笑
今回は計画無痛分娩にしたので、産む日を事前に決めました。
検診はパラゴン内のモトコクリニックへ通っていたので、出産はお隣のマウントエリザベス病院。
予定日がナショナルデー近辺で、今年は4連休。お休み中は病院の人が少なく万全の体制ではない&高いわよ、とのことで少し前倒しで出産日が決定。
両極端の出産を経験した感想は、計画無痛にして本当によかった!
経験豊富な先生方のおかげで、前回の出産がうそのように痛みの少ないお産をすることができました。
当日はどんな感じなのか心配もそれなりにあったので、時系列を赤裸々にまとめてみました。
なお出産はそれぞれの状況により対応や時間、また痛みも異なると思うので参考程度にどうぞ(^^)
朝7時 ▶︎ 分娩室入り
計画無痛分娩の場合、初産婦さんの分娩室入りは夜中、経産婦さんは朝6時頃と事前の出産説明会(任意参加・有料)で聞いていました。私の場合、前日の最終検診で朝6時半~遅くとも7時には来てねと言われていたのですが、着いたのが7時ちょい過ぎ。
当初は夫と私2人で病院へ向かい、ヘルプに来てくれている母が息子の幼稚園の見送りをする予定だったのですが、夫と私がそのままどこかへ行ってしまうんじゃないかと不安になった息子がポロポロと泣きだし、、
結局夫に家に残ってもらい、私1人で病院へ行くことにしたため出るのが遅くなってしまいました。出産前、念入りに説明したのがかえって逆効果になってしまった(笑)サクッと「産んでくるわ~!」くらいの方がよかったかも。笑
病院へ着くと、「I'm waiting you」と言われました(^^;) すみません、、
パスポートやIDを渡し、着替えて尿を提出。
その後すぐに分娩室のベッドへ横たわり、問診。第一子のときの出産について、陣痛が来てからどれくらいで生まれたかなど、今回の妊娠で飲んだ薬やサプリはどんなものか、アレルギーの有無や薬を最後に飲んだのはいつかなどなど。
分からない単語だらけだったけど、逐一優しい単語に言い換えてもらい。ナースさんたちはみんな優しい方ばかりでした(^^)
poo-pooは朝来る前に出たよと伝えたのに一応やっとこうとあれよあれよと浣腸され。笑
その間5人くらいナースさんたちがテキパキと準備をしてくれていました。
このときパッドで朝ごはんを選択。分娩室に朝ごはん、昼ごはんを持ってきてくれるってすごくないですか!
GBS(B群溶血性レンサ球菌)をもっていたので抗生剤の点滴をするために手の甲に太めの針を刺す。
分娩室にはテレビがついていて、入院中の注意事項なんかが流れているのですが、そのチャンネルでマウントエリザベスのオリジナルソングが流れていて。
8時すぎ ▶︎ 背中に麻酔薬を注入
8:15頃、麻酔の先生が登場。とってもテキパキした女性の先生。日本語が少し話せて、「イタイ?」「チョットツメタイネ」「ダイジョブ?」などと声がけしてくれました。背中をおもいっきり丸めて麻酔(硬膜外麻酔)。モトコクリニックでの事前説明会(有料)のおかげで流れが思い描けていたので特に焦ることもなく。
ただ、ナースさんが私の目の前に立って、「Don't worry, I'm here. Deep breath. In and out」とずっと励ましてくれて逆に不安にはなった。笑
表面麻酔後にカテーテルを入れるのですが、麻酔1本目はやはり痛かったけど、その後は特に痛みは感じず。10分くらいでさささーっと終え、数分後に状態を確認に来て帰っていかれた。モトコ先生といい、手際よくサラッとこなしていく感じがカッコイイわ。
麻酔による下半身のしびれは足のつま先から徐々に上の方へ。麻酔なんて歯にしかやったことがないので想像がつかなかったけど、じんわりあったかくなってきてむずむず。温泉を出たあとに足がジンジンするような?なんだか心地よくて眠くなってくる。
肌に触れれば触っている感覚はあるけれど痛みもないしだんだん自分では上手く動かしにくくなるので(歯医者さんの麻酔と同じ感覚)手伝ってもらいながら体の位置を動かす。
麻酔を入れた30分後くらいに促進剤の点滴を入れる。これはGBSと同じ針を使ったので追加では刺さず。通常だとここで腕に針を刺すのかな?
ここまでで9時くらい。
9時半、息子を見送った夫が現れる。息子の不安が和らいだようで、やはり夫に残ってもらってよかった(^^)
10時、尿の管をつける(下半身麻酔で動けないため)。
この時おなかがすごくかゆかったので聞いてみたら、麻酔の影響で別に問題ないとのこと。
遅いと思っていたら忘れられていた朝ごはんをもらう。
10時半すぎ ▶︎ モトコ先生登場
10:40頃モトコ先生登場。いつも通りピシッときまっていてキレイな先生。まだ子宮口が3cmくらいだから破水させるね~と。「15時くらいになるかな~じゃあテレビでも見てゆっくりして、また昼くらいに来るからね」といつもの感じで颯爽と出ていかれる。
その後はラジオを聴きながら(Free-WiFiあり)のんびり。分娩室は聞いていた通り本当にエアコンガンガンで夫凍える。
定期的にナースさんが血圧とお腹の張りと心音をチェックしに来てくれます。
12時、少し張りが分かるように。
12:30、夫が外へごはんを食べに行っている間、眠たくて20分ほど仮眠。
13時、ランチ。40種類くらいの中から選べます。さすがシンガポール、ベジタリアンやインド系メニューもいくつかありました。しかし朝昼とこんなに食べては浣腸の意味を為さないのでは、、笑
14時 ▶︎ いよいよ出産!
13:40頃、生理痛くらいの痛みがくる。このとき麻酔がよく効いてきて左足が自分では全く動かせなくなる。痛みを感じたら無理をせずに薬を足してもらってね、と聞いていたのでもう少し薬を足してもらって持参したジョジョリオン最新刊でも読もう思っていると、別のナースさんがやって来て痛みはどれ位かと聞かれ、足をのせる台やハサミなどの器具が用意される。
生理痛のような鈍痛が3分間隔だと伝えると、そこへいつ呼んだのか?モトコ先生再登場。もう子宮口全開だからこれからイキむよ!と言われてビックリ!もう!?
人が一気に増え、手際よく準備が進み。
イキみ方はここを持って、アゴをひいて、おへそを見るように、お尻をあげて思い切り力を入れて、などなど逐一丁寧に伝えてもらえたおかげで自然とイキめた。
ただ痛みがあまりないので精一杯力を入れるとなんだか笑えてきちゃう。笑
頭が出てきたときに、先生に見てごらん、と言われて髪の毛を確認。
ナースさんたちは皆さん励まし方がとっても上手で。最後のワンプッシュはみんながあたたかく声掛けをしてくれて無事出産!!準備し始めてから30分弱で終了(^^)
痛みがほとんどなかったために、ひとりの人間が自分の中から出てきて、動いていて、今胸の上で寝ていることに大きな感動を覚えて、自然と涙があふれてきました。1人目のときはもうぐったりでそんな余裕が本当に本当になかったので。汗
裂けそうだったので少し切ったよ、とのことで後処理をしてもらいました。抜糸はしないからよく消毒するようにと。
赤ちゃんが青い&白い液体に包まれていること、へその緒を夫が切る瞬間、胎盤がどうなっていて、どこに用水と赤ちゃんが入っていたのよ、など先生が教えてくれ、全て冷静に見ることができた。感じ方は人それぞれだと思うけど、私の場合は自然分娩ではこんな落ち着いた状態にはなれなかったので、無痛にして本当によかったです。
すぐお腹の上にのせてもらい、しばらくそのままゆっくり。
2時間弱分娩室で過ごしたあと、ストレッチャーに乗り換え、分娩室のある3階から病室のある4階へと寝転んだまま移動。
ちょうど母と共に来ていた息子と合流して、「頑張ったね~」と頭をなでてくれました(^^)
出産編は以上で、入院生活編【「計画無痛出産キロク②」2泊3日の入院生活@マウントエリザベス病院】へと続きます!
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