台北で有名な温泉地といえば、中心部から電車で約40分の北投温泉。温泉ホテルがたくさんあり、日本統治時代の洋風な建物や地獄谷など観光スポットもあって人気な温泉街。
しかし、北投温泉のほど近くにももう一つ温泉街があります。
それが今回訪れた紗帽山温泉(Shāmàoshān wènquán)。行義路温泉(Xíngyìlù wènquán)とも呼ばれるそうです。
いくつかある温泉施設の中から川湯溫泉養生餐廳(以下川湯:chuāntāng)という施設に行ってきました。
ローカルの人たちが集う公衆浴場的な渋い温泉でした!
1998年にできた温泉施設。台湾では水着を着て入る温泉が多い中、日本同様、裸で入れる温泉です。
大浴場の他、食事処もあります。店名にある「餐廳」はレストランの意。温泉レストランなんてちょっとスーパー銭湯みたいだけど温泉は超本格的。
水源は陽明山一帯の活火山の硫黄泉。この辺りでは一つの温泉地で3種類の泉質が楽しめるのが特徴で、
いくつかある温泉施設の中から川湯溫泉養生餐廳(以下川湯:chuāntāng)という施設に行ってきました。
ローカルの人たちが集う公衆浴場的な渋い温泉でした!
川湯温泉について。泉質と特徴
(川湯溫泉養生餐廳HPより画像をお借りしました)1998年にできた温泉施設。台湾では水着を着て入る温泉が多い中、日本同様、裸で入れる温泉です。
大浴場の他、食事処もあります。店名にある「餐廳」はレストランの意。温泉レストランなんてちょっとスーパー銭湯みたいだけど温泉は超本格的。
水源は陽明山一帯の活火山の硫黄泉。この辺りでは一つの温泉地で3種類の泉質が楽しめるのが特徴で、
川湯では、
〇 青硫黄泉(関節炎改善)〇 白硫黄(気管支拡張、肺の通気量向上)
〇 鉄硫黄(リウマチ改善)
3種類全ての泉質が楽しめます。
参照:川湯溫泉養生餐廳 > 当店の温泉の特色
北投のホテルは白硫黄泉のみのところが多く、青硫黄泉に入れる場所は限られるので嬉しい!
青硫黄泉は、硫黄臭と微量のラジウム放射線が含まれており、全世界でも日本の秋田県・玉川温泉と台湾の北投区のみという珍しい泉質です。
アクセス
北投温泉と同じ北投区ですが駅前にある立地抜群の北投温泉と違い、紗帽山温泉は陽明山のふもと、山の中にあります。
夜に行ったので見にくいですが、山中の村のような雰囲気。
ここに温泉施設が集まっています。
中心街からの行き方は2通り。中山駅を起点とすると、
〇 MRTレッドライン石牌駅→バス508番他に乗り換え(約40分)
〇 タクシー(約25分)
我が家からだと612番のバスでも1本で行けたのですが、まだ寒い時期だったこともありタクシーで行きました。
タクシーを降りたのは一帯の公共駐車場↓
着いた瞬間から硫黄のにおいがすごい!山肌からもくもく上がる湯気も見える!
この道の200mほど先、突き当たりが川湯。私たちは歩きましたが、シャトルバスも出ていました。
川湯へ行く途中にも温泉施設があちこちに。
突き当たりにある橋を渡った先↓
が川湯です!
バスの場合、バス停「行義路三」から温泉街の方へ下っていくようです。分かりやすいマップを作ってらっしゃるローカルの方がいたので引用させていただきます↓
(隨意窩日誌さんより画像をお借りしました)
この階段を下っていくと川湯に着きます。
料金・持ちものと注意事項
料金
(クリックすると拡大します)〇大浴場の入浴代:200元/人
(120cm以下の子どもは無料)
〇コインロッカー代:20元
入浴のみであれば200元ですが、レストランで400元利用すると入浴代が無料になります。大人2人の場合、800元分食べれば2人無料です。
元々レストランの基本消費金額が400元なので(120cm以下の子どもは基本消費金額の制限なし)、レストランを利用する場合はおのずと入浴代が無料になります。
私たちは夕方行ってごはんまで食べて帰る予定だったので、初めに800元支払い、入浴チケットと領収書↓みたいなものをもらいました。
(川湯溫泉養生餐廳 > チケットサービスについてより画像をお借りしました)
この領収書をレストランで見せて800元超えた分をレストランで支払います。お風呂利用後にレストランで食べることを決めた場合でも、入浴チケットの半券を見せれば200元割引してもらえるとのこと。
ただ、入浴代が無料になるといってもレストランの値段設定は割高に感じたので、個人的にはお風呂だけの利用で十分かな?と思いました。
個室風呂もあって2名利用時で400元とありました。個室風呂は平日はお風呂のみ利用可ですが、週末は食事を利用した人が優先されるよう。
参考:【川湯溫泉養生餐廳 > 料金について】
持ちものと注意事項
〇タオル:要持参(有料で購入可)〇シャンプー&ボディーソープ:備え付け有り。ただし、かなり年季の入った入れ物に入れてあったので持参した方が◎。
なお、台湾の温泉ではシャワーキャップを必ず被らなくてはなりません(女性の場合)。プールも同様で、必ずプール帽子が必要です(男女共に)。髪の毛が落ちないから確かに衛生的ですよね。
私は受付でシャワーキャップをもらうも、日本では年配の方しかつけないじゃないですか。それでロッカーに置いていったのだけど、温泉内では全員被っていて。
髪は短いしいいかな、と被らずに温泉に入ってみるもおばちゃんに何かを言われ(注意されたっぽい)、一度出て取りに戻りました(コインロッカー用の10元×2がもうなかったので途中から鍵は開けっ放しに、、)。
それからもう一つ。脱衣所では要タオル着用です(女性の場合)。これはルールとして決まっているのか分からないのですが、みんなバスタオルを温泉内まで持っていき、出るときに体に巻いて脱衣所へ戻るんです。
温泉内にはちゃんとタオルかけや荷物置き場があります。
日本だと手ぬぐいを持って入りますが、こちらはその文化がなく、バスタオルをそのままお風呂場まで持ち込むよう。
他の温泉施設でも同じことがあり、脱衣所を裸で歩いていたのは私だけで気まずかった(^^;)
脱衣所を濡らさないため、もしくは裸を見せすぎないためのマナーなのかな?
ドライヤーは備え付けのものがありました。
温泉はこんな感じ
入り口↑。右手の人がいる場所が受付です。建物は京都を意識しているそうですが、京都というより宿場町や時代劇のセット風。
支払いが終わったら一番奥の温泉へ進みます↓
「湯」ののれんがお風呂の入り口。
日本のスーパー銭湯のように一つの建物になっておらず、各建物が独立しているため基本は外。写真のように待ち合いスペースもいくつかベンチがあるのみでした。
うちは次男がまだ5ヶ月だったので交代で入りに行ったのですが待つ間が寒かった(^^;)
クーラー、雨風がしのげる場所もないので小さい子連れにはちょっと厳しいかな。一緒にお風呂に入れる年齢なら問題ないと思います。
入り口に立っている人にチケットを渡し、シャワーキャップをもらって中へ入ります。
のれんをくぐるとすぐに脱衣所が↓
(川湯溫泉養生餐廳HPより画像をお借りしました)
渋い。昭和というより江戸時代!?ロッカーがなければ本当に時代劇のセットみたい。
写真正面上の屋根の一部はガラスなどになっていないので外気は入ってくるし、脱衣所と浴場の間に戸もありません。日本のスーパー銭湯などの施設にしか行ったことない私にはかなりワイルドに感じました。
ロッカーは20元。両替はしてもらえるだろうけど用意していくのが無難。
お風呂はこんな感じ↓
(川湯溫泉養生餐廳HPより画像をお借りしました)
屋根は半分、ほぼ露天風呂。お風呂は3つあって、上の写真の一番大きいお風呂が、42℃の青みがかったお湯。
こちらはちょっとぬるめのお湯↓
(川湯溫泉養生餐廳HPより画像をお借りしました)
そして水風呂。他に洗い場、打たせ湯、サウナ、マッサージルームなど。
全体的に木でできた建物はとっても素敵ですが、写真の数倍渋いです!タイムスリップしたよう。
そして温泉に通いつめていそうなおばあちゃんたちがたくさんいました。みんな半身浴しながら全然動かない。笑
お風呂場に水筒を持参、中には休憩にみかんを食べている人も!
肝心のお湯についてですが、台湾に来て初めての温泉がここ&事前情報なしで行ったこともあってなかなか衝撃の温泉体験で、お湯がよかったか覚えていません。笑
が、泉質は素晴らしいと口コミで絶賛されています◎
お食事処
温泉に入った後はごはん処へ。レストランのすぐ横が川で、川の流れる音がして気持ちよかったです。
店内はほぼ満席。家族連れやカップルで賑わっていました。
注文したのは炒飯、橙汁排骨(蜜漬けスペアリブ)、あとはお鍋を頼んでいる人が多かったのでハーブのお鍋を頼んでみたのですが、、
(クリックすると拡大します)
これがガチ薬膳だった。
烏骨鶏の骨周りとハーブのみが入っていてまさかの具なしだった!↓
味も苦めでおが屑のような味、、笑。身体にはいいのだろうけど700元と思うと普通のお鍋にすればよかったよぅ、、悲
一番美味しかったのは炒飯でした(笑)変わり種メニューが多かったですが、オーソドックスなものを注文するのがいいかも?
お会計は590元。先に800元支払っているので、お風呂込みで1,390元(大人2人+子供1人)でした。
山に囲まれ川もあり気持ちいい場所だと思うので、また機会があれば次回は景色が堪能できる明るいうちに来たいと思います。
施設情報
名前:川湯溫泉養生餐廳(川湯溫泉:chuāntāng wènquán)
住所:台北市北投区行義路300巷10号
時間:
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【通常時】
温泉 06:00-03:00
食事処 日曜〜木曜 12:00-22:00
金曜・土曜 11:00-01:00
【夏季(4-9月)】
温泉 06:00-01:00
食事処 月・木・金 15:00~22:00
休日 11:00~23:00
(火、水は食事処のみ休み)
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※2020年8月時点の情報です。最新情報は下記FBページへ
HP:http://www.kawayu-spa.com.tw/m/home.php?Lang=zh-cn
FB:https://business.facebook.com/kawayuspa/?business_id=1293811167333715
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