5月に九份(ジォウフェン/Jiǔfèn)へ遊びに行ってきました!
九份は10年前に一度行って以来。前回は現地ツアーを申し込み、言われるがままについて行ったので正直あまり記憶がありません。笑
今回は行きたい場所を事前にリサーチして1泊2日で行きました。
観光したのは子連れでもサクッと行ける王道観光スポット。数は少なく無理せずのんびり旅に。
この記事では、
◯ 九份の気候
◯ 台北駅から電車でのアクセス方法
◯ 王道観光スポット
◯ 名物スイーツ
などなどまとめてみました!
長編です!
ベストシーズンはいつ?
(九份の海沿いから続く基隆山)ずばり、
5月と10月!
と、宿泊した民宿のオーナーさんがおっしゃっていました。
雨が少なく気温的にも過ごしやすいのが5月と10月とのことでした。
九份はとにかくよく雨が降るようで、台北は晴れていても九份は雨、ということが多いんだそう。
確かに12月に九份に行った母妹も台北は降っていなかったけど、九份は土砂降りでカッパと傘を買って着てた。
しかし5月、10月でも降るときはしっかりめに降るので、天気というよりは気温なのかな、と感じました。
四季のある台湾では夏は猛暑(湿気もヤバい)、冬は雪が降るほどではないものの普通に寒いので、春秋辺りが気候的にベスト。日本と同じですね。
天気は小さな島国ということもあり、1日の中でも変わりやすいです。
いつ雨が降ってもいいように、濡れてもいい服、歩きやすい靴、折りたたみ傘持参(現地調達可)が◎
台北から電車でのアクセスとチケットの購入について
台北から九份までのアクセス方法は、バス、現地ツアー、タクシーなど様々ありますが、今回は電車で行ってみました。
ですが、台北から九份まで1本で行ける電車はありません。
瑞芳駅(ルイファン/Ruìfāng)でバスに乗り換える必要があります。
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【電車】台北駅 → 瑞芳駅(約40分)
⬇
【バス】瑞芳駅 → 九份老街(約15分)
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です。
乗り換え時間も含めると、余裕を持って1時間半くらい。
ちなみに我が家の所要時間は約3時間半。倍以上かかってます。笑
電車のチケットを発券するのに余裕をもって駅へ着いたのと、乗り換え時に周辺散策&カフェ休憩したりとのんびり行きました。
電車のチケット購入について
今回は「台鐵e訂通」という台鉄の公式アプリから予めチケットを購入していました。
今回予約したのは、特急(自強)の指定席を確保したかったから!各駅停車(区間車)や特急でも指定席を取らなければ、予約せずとも乗れます。
アプリからの購入方法のイメージはこんな感じ↓
(クリックすると拡大します)
「Booking Ticket」を選択(デフォルトは中国語ですが言語選択で英語が選べます。台湾は中国語オンリーなことも多いのでありがたい!)。
(クリックすると拡大します)
〇 チケットの種類(片道・往復)
〇 出発駅と到着駅
〇 日時
〇 電車の種類(特急・快速など)
〇 席数
〇 席詳細(窓側・通路側等)
などを選択。
画面下の方にはID番号 or パスポート番号の入力もありました。
(クリックすると拡大します)
私たちが乗ったのは□で囲んだ時間帯のもの。九份に15時頃着けるよう、昼間の電車にしました。
予約後、クレジット情報を入力してアプリで支払いを終えました。子供料金は支払い画面にて「Adult」ではなく「Child」を選択すると料金が半額になります。
そして、乗る10分前までに駅の発券機や窓口などでチケットをゲット(要予約番号)。
(台鉄公式HPより)
※ 当日に特急の予約をする場合、乗る30分前までに支払いを完了させておく必要があります。
発券機はこの辺り。
なお、1人で乗るなら発券せずともアプリからスマホのQRコードで改札を通れます。
もっと詳かいことについては下記の方が丁寧に書かれていたので、リンクを貼らせていただきます。
〇【台鐵(台湾鉄道)を予約するなら専用アプリ台鐵e訂通が便利】
〇【お弁当の注文もできる! 台鉄の新アプリでチケットを予約する方法】
台北駅→瑞芳駅までの道のりを写真で紹介
まずは台北駅(台北車站)へ!大きな大きな台北駅。乗り場がわからず駅員さんに尋ねました(^^;)
乗り場は地下!台北駅は全ての乗り場が地下になっています。
(クリックすると拡大します)
電光掲示板に2つの時刻表がありますが、
〇 臺鐵列車(台鉄・TRA)=国鉄
〇 高鐵列車(高鉄・HSR)=新幹線
で、乗るのは臺鐵(タイティエ/Táitiě)(以下台鉄)。
台鉄はこんなマークが目印↓
(Wikipediaより画像をお借りしました)
このマーク、カッコよくて好き(^^)
台鉄の乗り場↓
瑞芳方面の乗り場は4番線でした。
1階から地下へ行くエレベーターは駅構内にはないのですが(困る!)、ホームへ直接行けるエレベーターはあります。
(クリックすると拡大します)
上のマップの真ん中が吹き抜けの広場です。
悠遊カードをかざす装置もエレベーター脇についていて、駅員さんが立っています。
柱と一体化していてとっても分かりにくいので遠慮なく尋ねるのがいいと思います!
国鉄は年季の入った車両が多く、今回乗ったものの車内にはレトロなアーチ型の内装がありました。
地下鉄やバスと違い、台鉄と新幹線では車内で飲食可能です。台北駅で売っている台鉄弁当が美味しい&安くてオススメ◎(五香粉が苦手な方はダメかも)
60元△
そうして瑞芳駅に到着!
渋くて素敵な瑞芳駅。
出口は2箇所あり、
表出口と、↓
裏出口。↓
九份までのバスが出ているのは表出口。私たちは間違って裏出口から出ました。
でも地下道でつながっているので没問題!
ちなみに、駅の裏出口にはこんな素敵な建物のアイスクリーム屋さんや、
喫茶店がありました↓
我が家はこの喫茶店で小休憩。
店内はかなり狭かったですが、美味しいラテをいただきました。
瑞芳駅→九份老街のバスでの行き方
瑞芳駅の表出口を遠めから見た図↓この目の前にバス停があるのですが、それは台北行きのバス停。九份行きのバス停は5分ほど歩いたところにあります。
ここ↓
なのですが、周辺を散策していて一つ前のバス停から乗りました。場所はここ↓
「龍巌宮」というお寺の前↓
駅からの距離的にはこっちの方が近いけど、バス停がこんな感じ↓
電光掲示板もなく、見逃しそうなほどポツンとしたバス停だったのでやはり一つ先のバス停から乗るのがオススメです。笑(すぐ近くにファミマがあったので涼めたのはよかった)
さて、バスに乗って10分ちょっとすると九份の坂道に入ります。
かなりぐねぐね。
記憶になかったのでビックリ。運転も荒いので車酔いする人は酔い止めがあった方がいいかも。
バスに揺られること約15分、「九份老街(ジォウフェンラオジエ/Jiǔfèn lǎojiē)」という駅で降ります(階段を登って観光したい人は2つ?前の「九份派出所」で降ります)。
下車すると、近くに展望台があり、その先にある7-elevenが九份アーケード街の入り口の目印です。
私たちは、お宿の方が迎えに来てくれるということで「九份老街」から1駅先の「隔頂」で下車しました。
王道観光スポット
今回訪れた有名観光スポットと有名スイーツをまとめてみました。あの階段(竪崎路)
観光本や旅サイトなどでよく見る九份と言えば!な階段、竪崎路(Shùqílù)。
夕方↓
と夜↓
雰囲気が違ってどちらの時間帯もよかった。
あのお茶屋さん(阿妹茶樓)
竪崎路の途中にある、千と千尋で話題になったあの茶館。阿妹茶樓(āmèichálóu)。
この2ヶ所が見れればもう大成功ですよね!?
先程の階段を下に降りていくと阿妹茶樓です。
夕方↓
と夜↓
明かりが灯った夜の外観が見たいと思って行ったけれど、全体像が見える赤みがかった夕方の茶館も想像以上に素敵でした。
タロイモ団子(芋圓)
タピオカの次にくる!などと言われている芋圓(ユーユェン/yùyuán)。タロイモにサツマイモ粉などを混ぜて作るお団子です。カラフルでコロッとした見た目もかわいい。
芋圓は福建省南部の伝統的なデザートで、福建省出身の女性が九份へ嫁ぎ、はじめた芋圓屋さんが台湾芋圓の始まりだそうです。
参照:
◯ 维基百科 > 芋圓
◯ 百度百科 > 芋圓
シンガポールで食べてからすっかり好きになり、今回も楽しみにしていました。
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有名店で食べるぞ!と意気込んで行ったのですがお店を間違えました(気付いたのは帰ってきてから笑)。
有名店はここ↓
阿柑姨芋圓(āgānyí yùyuán)。1960年創業で九份芋圓の創立店と言われているお店。
今回行ったのはここ↓
賴阿婆芋圓(làiāpó yùyuán)。 1990年創業。阿柑姨芋圓に次ぐ人気店ではあります!
2店舗の違いは、
〇 雰囲気(有名店・阿柑姨は海が見える)
〇 芋圓の数(阿柑:3種、賴阿婆:5種)
〇 食感(賴阿婆の方がかため)
など。
というわけで賴阿婆芋圓の方のレビューです!
外観↓
ここで注文。冷たいのか温かいのか選びます。料金は50元。
食べるのは横の建物。
簡易的な机とイスでサクッと食べる感じ。
暑かったので冷たいのを注文しました↓
芋圓たっぷり!本当は氷がドサドサと乗っていて氷しか見えなかったので、どけて芋圓を上にして撮影しました。笑
大きいとのレビューを見ていたので夫、長男と3人で分けっこ。
芋圓はもちもちというよりぷりっとしっかり歯ごたえあり。下の方には緑豆(小さな小豆みたいなもの)も入っています。
氷は昔ながらのザクザク系の氷。昭和のおやつ的な味でした!汗がひいた(^^)
--------------------お店情報--------------------
名前:賴阿婆芋圓(ライアープォユーユェン/làiāpó yùyuán)
住所:新北市瑞芳區基山街143號
時間:08:00-20:00
金額:50元/個
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よもぎ餅(草仔粿)
もう一つの九份の有名なスイーツが草仔粿(ツァオツァイグオ/cǎozǎiguǒ)。日本のよもぎ餅とよく似ていますが、台湾の伝統的なおやつだそう。生地にもち米とタロイモを使っていることから日本のよりもっちり感が強い。台北市内でも移動屋台で売っているのを見かけます。
場所はここ↓
店名は阿蘭草仔粿(ālán cǎozǎiguǒ)。路地の曲がり角にあります。先程の芋圓のお店のすぐ近く。
1個15元。試しに一つ買ってみて、美味しかったので3つ追加購入。帰りがけにも6個買って、トータル10個も買ってしまった。笑
味は緑豆や干し大根が入ったものなど様々ですが、
日本人にはやっぱり紅豆(あんこ)がいいと思います。
皮がもっちもちでとってもやわらか。よく伸びる!
外側の草(ヨモギの他にソキクソウ、ゴギョウ、ハハコグサなどの草が使われるそう)の香りは強すぎず。個人的にはもっと香りが強いほうが好きだけど、代わりに中の小豆の風味がしっかりしていました。粒あんで甘さ控えめ。
クセがなくて食べやすく、長男も気に入って小腹がすいたときに食べていました(^^)
--------------------お店情報--------------------
名前:阿蘭草仔粿(アーランツァオツァイグォ/ālán cǎozǎiguǒ)
住所:新北市瑞芳區基山街90號
時間:09:00-20:30
金額:15元/個
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以上、行ってみた王道観光スポットとスイーツ店でした!
他には路地裏散歩や夕日なども見て、お宿で休憩を挟みながら詰め込みすぎずに過ごしました。
最後に、もし泊まりで余裕があれば行ってほしいオススメスポットです▽
金鉱山跡にできた「黄金博物館」一帯が面白い
九份老街からバスで10分ほど行ったところに金瓜石(ジングアシー/Jīnguāshí)という場所があります。この場所はかつて金や銅を多く産出し(ゴールドラッシュ)、九份と共に非常に栄えたところ。鉱山が閉鎖されて時を経て、2004年から「新竹市立黄金博物館」として文化遺跡等様々なものを見学することができます。
場所はここ↓
入り口で80元払って中に入ります。
中に入るといっても一つの建物だけでなく、ものすごーく広い敷地!坂道も多く、ちゃんと見ようとすると1日では足りません。
このサービスセンターで日本語のパンフレットがゲットできます。
入り口から進み、まず見えてくるのは鉱山採掘時の日本の鉱業会社の社宅。
中は広くて当時の良い暮らしぶりが垣間見えます。
もう少し先まで歩いていくと見えてくるのが大自然!
山々に囲まれてかなり気持ちいい、、!金を運んだであろうレールが残ったままで不思議な雰囲気。
残っている坑道(山に掘られた通路)の中に実際に入れたりもします(今回は運悪く2ヶ月間修復中とのことで入れませんでした悲)。
この奥には「黄金館」という当時の採掘事務所だった建物があり、当時の様子や様々な砂金などを見学することができます。
作業員さんたちは粉塵による肺病でみんな亡くなっていったそう。想像もできない過酷な仕事ですよね、、
2階の展示室では220キロの巨大な金塊が触れたりします!
時価3億6千元(≒13億)!!!
他には大正11年にできた迎賓館(太子賓館)があり、階段から続く門構えがとっても素敵でした。
迎賓館自体は5年前の台風でボロボロになってしまい、修復もされずそのままになっていて見学できず(2020年5月時点)。日本庭園などは見学可能でした。
山の上には神社(金瓜石神社)もあるみたい。かなり上の方だったので断念したけど行ってみたかった!
歴史と自然が楽しめる金瓜石黄金博物館一帯、お時間がある方は是非(^^)
--------------------施設情報--------------------
名前:新竹市立黄金博物館(黄金博物館:huángjīn bówùguǎn)
住所:新北市瑞芳區金光路8號金瓜石
時間:平日 09:30-17:00
休日 09:30-18:00
(入場は終了時間30分前まで)
休み:毎月第一月曜日、旧正月など
(詳細は下記HPまで)
金額:80元(12歳未満は無料)
HP:https://www.gep.ntpc.gov.tw/
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以上、九份のベストシーズン・電車での行き方・王道観光スポット&スイーツまとめでした(^^)
宿泊した民宿はこちらです▽
子連れ九份は一泊するのがオススメ。畳の民宿「九份小町」宿泊記!
5月中旬に九份へ遊びに行ってきました! 日帰りツアーが多い九份ですが、今回は泊まりで。 理由は 疲れることなく提灯に明かりの灯った夜の街並みが見たかったから! 日帰りとなると夜景を見てから帰れば帰宅は21〜22時。抱っこひもの幼児+幼稚園児を連れての往復移動、暑い中...
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