次男が1歳になったとき、友達に教えてもらった抓周なるお祝い行事に行ってきました。
予約から当日までオール中国語だったので不安はありましたがなんとか乗り切れました。笑
真夏(8月)だったので暑くて大変でしたが、素敵な建物の中で写真を撮っていただき、いい思い出になったので予約方法、写真などまとめてみました(^^)
抓周とは
抓周(zhuāzhōu)とは、満1歳の赤ちゃんの将来(才能や職業)を占うお祝い行事。赤ちゃんの前に職業にまつわる品物を置き、手にとったもので将来を予測するというもの。
古くは中国の宋の時代から行われている習わしだそうです。
【芦洲李宅古蹟 - 抓周的由來】
知らなかったけど、日本でも「選び取り」という同じような慣習があるのだそう。
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金額11,000円(2021年5月10日時点の情報です)
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台湾では色んな施設で抓周をやっているようで、意識して見てみると「抓周」の文字をちょこちょこ見かけます。
北投にある加賀屋でも1歳のお祝いプランというのがあって、その中で抓周を行うことができるようです。
和室で会席料理を食べながら、抓周&一升餅の両方が体験できる素敵なプランなのですが。
休日の昼プラン、10人参加可能でお値段33,700元/(≒131,400円/1元=3.9円で計算)!!!
参照:日勝生 加賀屋 > 寶貝限定!抓周/收涎宴會專案
真の富裕層向けだった、、
芦洲李宅古蹟とは
福建省出身の李さんのお宅。日本統治時代の1903年に建てられた邸宅だそうですが、李さんの祖先が最初に台湾に訪れたのは1777年。
何もなかった芦洲の土地を開拓し、3世代目の頃には李家だけで芦洲の土地の3分の1を所有していたそう。
李さんの祖先はなんと唐王朝の皇帝。完全に名家ですね。
芦洲李宅古蹟は「李友邦将軍記念館」とも呼ばれています。
李友邦将軍とは李家の5世代目に辺り、抗日運動に従事した将軍。第二次世界大戦後には、白色テロ(国民党政府による反体制派への弾圧)の中で、スパイ容疑で銃殺されています。
時を経て、抗日戦争においての国家への多大な功績が称えられ記念館となったそうです。
家の造りは木の柱は使われておらず、レンガと石のみで作られているそう。
60部屋もある大邸宅。
細い通りがたくさんあるのですが、どこもよく似ていて一瞬迷います。笑
素敵な雰囲気(^^)
2018年には国の指定古跡となっています。
参考:
◯ 蘆洲李宅古蹟 > 李氏家族遷台史
◯ 維基百科 > 蘆洲李宅
◯ Radio Taiwan International > 馬・総統、国家軍事博物館建設の考え
予約方法と金額
公式HPのこのページから予約しました。注意事項を読んだあと、次ページに移動し、
◯ 日付
◯ 参加したいイベント「抓周」
を選択すると、現在予約可能な時間(8:45〜16:00)が出てくるので選択。
次ページで住所、連絡先、赤ちゃんの名前など入力。
予約後、メールや電話などで連絡は来ないので、登録が完了したことを報名資料查詢から確認します。
2021年5月現在の金額は1,500元(赤ちゃん1人、大人2人)。
以降1人増えるごとに+100元(115cm以下は無料)。
参考:【蘆洲李宅古蹟 > 抓周 > 活動贊助古蹟維護】
アクセス方法
台北のお隣、新北市にあります。
最寄り駅はMRTオレンジライン(中和新蘆線)の三民高中駅(Sānmíngāozhōng)。
MRT中山駅からだと、レッドライン(淡水信義線)で民権西路駅まで行き、乗り換えて4駅です。
ただ三民高中駅から歩いて1km弱あるので、夏は暑すぎてとても歩けません。駅からはタクシーがいいかも。涼しい時期は気持ちいいと思います!
我が家は台北市内から「225番」バスで行きました。バス停から李宅までは徒歩3分。
路地裏にこんな素敵な入口が見えてきます。
当日の流れ
15分前に到着するよう言われていて、芦洲李宅古蹟に着くとすでにイベントに来たであろう人集りが。入り口にも抓周などのイベントの立て看板がありました▽
入口の受付で名前を告げ、
予約票をもらいました▽
中に入って奥の方へ進んでいき、受付部屋▽
で本受付とお支払い。足形の取れる粘土などをもらいました。
ここで今日の流れと説明が。中国語が分からず簡単な英語で説明してもらいました(^^;)
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【流れ】
メインスポット撮影
↓
個別の部屋で抓周(ビデオ・写真撮影有り)
↓
お土産屋さんで抓周で選んだもののキーホルダーをもらう
↓
待ち時間に館内の展示品を体験する
◯ 虎爺
◯ 金の卵おみくじ
◯ 鐘を鳴らす
↓
DVDを受け取る
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こんな感じ。
メインの撮影場所は受付の目の前でした▽
ここで家族写真を撮ってもらい、
その後案内される個別部屋へ移動。
ここで選び取りをします。時間は20〜30分。
抓周の様子は動画で撮ってくれていて(動画を取りながら写真も)、撮影したものをDVDにして渡してもらえます。
DVD受け取り部屋▽
入り口から一番遠い場所にありました。
目の前にはお土産屋さんがあり、ここで抓周で選んだ3つのキーホルダーをもらいます。
撮影部屋以外で唯一エアコンのきいている貴重な場所。
DVDが出来上がるまでの待ち時間は施設内の文化体験ができます。
また部屋と部屋の間にある広場には昔ながらの遊びグッズが置いてあり、自由に使うことができます。
休憩室もあって飲み物とお菓子が置いてありました。
飲み物はありましたが、暑い日は氷を入れた水筒を持っていった方がいいかも。
授乳室もありました(エアコンなし><)。
撮影写真と感想
メインスポットで撮影したもの▽帽子を被って撮影。
選び取り中に取ってもらった写真▽
動画を取りながら進行してくれるお姉さんと意思疎通はできませんでしたが、なんとなくでいけました。笑
ここでは帽子、前かけ、布シューズが借りれます。色は赤か黄色で、部屋に用意されている色を身につける感じ。
次男はどれも嫌がり、帽子は瞬殺で取られました。笑
選び取ったものと亀型のお餅?(踏んで長寿を願う)と一緒に記念撮影▽
いつもと違う雰囲気とやらされ感から笑顔の写真はほぼありませんでした。笑
選び取り終了後、子の成長にまつわる展示品を楽しみます。
虎爺▽
虎爺は台湾では魔除けであり、こどもの守護神的な存在なのだそう。
口は金運、手には子を賢くする力があるなど、箇所によって異なる意味があるそうです。
銅羅▽
智慧の鐘とあり、3回鳴らすと幸せになるのだそう。
もう一つ、写真はありませんが金の卵がたくさん置いてあり、一つ選びます。中にはおみくじが入っていました。
どれもサクサクっと終わるので、先程のおもちゃで遊んだりしてDVDを待ちます。
ゆりかごとブランコが合体したような乗り物。
竹でできた乗り物。
夏場はとにかく暑いので、小型扇風機や保冷剤、冷凍フルーツなどあるといいかも!冬も寒い日は防寒グッズがあった方がいいかと思います。
DVDを受け取ったら終了です。
お土産
持ち帰ってきたもの▽DVDと写真▽
動画を撮りながら取ってくれた写真の画質はそこそこですが、動画も写真もあっていい記念になりました。
持参したカメラでも自由に撮れましたよ。
金の卵の中身▽
金の卵はおもちゃを入れたりしていい遊び道具になっています。笑
*
以上、抓周を体験してみた感想でした。
暑くなる前にと朝9:30の回に参加しましたが、すでに十分暑く、人も多く、終わる頃にはヘトヘトでした(^^;)
4連休中に行った友達は空いていたと行っていたので、連休などの方が穴場かも!
施設情報
名前:蘆洲李宅古蹟(Lúzhōu Lǐzháigǔjì)時間:9:00-17:00
(抓周は要予約で8:45〜16:00)
休み:月曜日
入場料:100元
(抓周は1,500元、入場料込み)
HP:https://www.luchoulee.org.tw/
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